PROJECT 02
プロジェクト メンバー 座談会
PROJECT
アミュプラザ鹿児島
AMU WAGON
AMU WAGONと一緒に、鹿児島県内のイベント会場へアミュプラザ鹿児島のショップとスタッフが出張。AMU WAGONは、最新ファッションやグルメなど、アミュプラザ鹿児島の魅力を直接感じることができる、移動型のアミュです。
PROJECT MEMBER
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若松 裕樹 YUKI WAKAMATSU
2016年入社
「AMU WAGON」の企画から当日の運営まで担当。普段はアミュプラザ鹿児島の販促担当チームの一員として、館内やAMU広場でのイベントなどの企画に携わる。
「アミュのワクワクを直接届けに行こう」
画期的な移動式商業施設ができるまで
- 商業施設が鹿児島を旅するなんて画期的な発想だと思うのですが、「AMU WAGON」がスタートしたきっかけを教えてください。
- 若松
- 元々は、アミュプラザ鹿児島さまの仕事でご一緒していたクリエイティブディレクターさんのアイデアなんですよ。商業施設の広告って、以前だったらバーンとTVCMやビジュアルを出せばいいんですけど、一日に何万という広告を目にする今の時代だとなかなか伝わりにくい。それだったら直接届けに行こうって発想につながったんですね。それを会社の先輩が企画にまとめて、僕が引き継いだと。
- なるほど。ワゴンで移動というのは最初から決まっていたのですか?
- 若松
- ワゴンなので、移動すること自体は決まっていましたが、ワゴンをどうやって製作するか、そこからどうプロモーションをするべきかといった詳細が詰まっていなかったんですよ。実施までが大変でしたね。 クライアントのご担当者さまにも本当に助けていただき、全員一丸となって作り上げた企画でした。
- 前例がほとんど無いですよね。
- 若松
- 何もかも手探りです。ワゴンを買おうにも、新車だととんでもない金額になるし、中古を探して購入しても、4tトラックの内装工事を手がける会社も少なくて…。いやぁ、本当に苦労しました。
支店長含め、当時の支店メンバーにもたくさん助けてもらいました。 - 最初から山あり谷ありなんですね。
ワゴンが完成した後、行く先はどうやって選定されたんですか? - 若松
- 地域でやっているイベントをひたすらリストアップして、自治体や実行委員に、ひたすらアポを取る感じでしたね。
ただ、AMU WAGONがいきなりイベントにきても、ただの黒船みたいになってしまうので、どうやって地域にフィットさせて、どうやったらアミュさんと地域にとっていい形になるかは、常に考えていました。 - ワゴンの運営は若松さんお一人がやっているんですか?
- 若松
- 担当は私ですが、運営にはテントの設営やイベント当日の運営もあるので、チームで動いています。
- それは大変ですね!
- 若松
- でも鹿児島の地域はすごく元気なんです!
地元をもっと元気にしたいとか、生活をちょっとだけ楽しくしたいといった想いから、自分たちでイベントを手掛けている方がたくさんいて。
そういう方たちは、横の繋がりも強くて、お互いのイベントに行き来したりしているので、いろんなイベントで会うので、顔見知りになっていきましたね。 - 連れて行く店舗の選定はどのように決まっているのですか?
- 若松
- 店舗のセレクトは行く先のイベントに合わせて、アミュプラザ鹿児島のご担当者さまにお願いしています。僕らは行き先を決めて、当日の会場設営と運営担当です。
- 店舗からはスタッフさんも同行されるんですよね?
- 若松
- そうです。店舗から大体2、3人ほどスタッフさんに参加いただいています。なかなかアミュプラザ鹿児島に来れない方にも、リアル店舗の接客や商品レイアウトも感じていただきたくて。
- そこは商業施設としてのこだわりなんですね。
最近ではスタッフさんも楽しんでいらっしゃるとか。 - 若松
- もともと地域との繋がりを企業理念として大切にしているショップさんもあったりして。AMU WAGONを地域との繋がりの一つの機会として捉えていただき、回数を重ねるごとにショップの方からも賛同いただけるようになりました。
女子大から離島まで、ジャンルを問わず縦横無尽
地域と人をつなぐ新たな役割を乗せて
- 一番反響が大きかった回は?
- 若松
- やはり女子大とコラボしたファッションショーですかね。この時は、アパレル会社さまにも全面協力いただいて、約50人の大学生のファッションショーを開催したんです。プロのスタイリストさんやメイクさんを連れて行って、全身コーディネートをしてもらいました。
大学祭の様子はこちら - ビフォーとアフターの写真が出ていますが、皆さんいい表情です!
- 若松
- ファッションショーの時は、歓声も凄かったです。
この時のアミュプラザ鹿児島のテーマが「AMUと変わる?」だったのですが、ポスターやCMではなく、実際のプロモーションとして、「AMUと変わる?」を体感してもらえたんじゃないかと思います。 - 「AMU WAGON」のコンセプトにもぴったりですね。
- 若松
- 大学の学生さんにも反響がすごくて。一番最初のプロモーションは大成功でした。
- そこから、県内の各地に出張されて。2018年には離島にも渡られたんですね。
- 若松
- 奄美大島ですね。この時は最新ファッションと一緒に、人気イベントのアイスクリーム博覧会「あいぱく」から、少しだけ限定アイスを持っていき、プチあいぱくも実施しました。陸移動だと比較的楽なのですが、島に物品をどうやって輸送しようかと考えましたね。特にアイスは・・・溶けますし。
奄美大島の方は、どうしてもショップがないので、普段はネットショッピングを利用される方が多いようで、AMU WAGONで実際に商品を手に取って商品を選べることに、すごく喜んでもらえました。
奄美大島稼働の様子はこちら - そこまで有名になったら、「ぜひうちに」という声も多いのでは?
- 若松
- 最初はこちらからお声がけしていたのですが、今では逆にオファーをいただくことも増えました。「あの会場で見ました」とか「あのワゴンですよね」というお話しもいただいたり。ありがたいですよね。
挑戦の地・鹿児島から次の一手を考える
- 開催する側として一番嬉しい瞬間は、どんな時ですか?
- 若松
- アミュプラザ鹿児島と、鹿児島で暮らす人や地域との繋がりを実感できた時ですね。
最初は「アミュの魅力を伝えたい」という思いから始まったんですけど、ワゴンを通して地域とのつながりができて、より深いファン作りができたと思っています。
今は地域を一緒に盛り上げたいとか、鹿児島をもっと元気にしたいという思いもワゴンに乗っけています。 - 各地に元気を与える「AMU WAGON」ですが今後はどんな方向に走り出すんですか?
- 若松
- 「AMU WAGON」は3ヶ年計画で、今年はラストの3年目にあたります。できるだけいろいろな場所を回りたいですし、九州を回るのも面白いかも。
- 新しい企画も持ち上がっているんですか?
- 若松
- いろいろありますよ!
「AMU WAGON」で全く新しい企画を形にできたので、今後もこの経験を生かしたいですね。それに、アミュプラザ鹿児島さまは、各アミュさんの中でもパイオニア的な存在なんですよね。「AMU WAGON」もそうですし、弊社のコンテンツでもある「あいぱく」や「ちょこぱく」など新しい企画にも、一番最初に賛同いただき、挑戦する機会をいただいてきました。
そういう、アミュプラザ鹿児島が「館(やかた)」として持っていらっしゃる、チャレンジ精神をこれからも大事にしたいです。
- 今後の展開も楽しみですね。
最後に「AMU WAGON」に一声かけるとしたら? - 若松
- 「お疲れ様でした」ですかね。僕だけではなくて、企画した先輩や支えてくれた皆さん、みんなの想いが詰まっているので。